木曽ツリーワークス

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薪ストーブ考察
2019年10月31日
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めっきり朝晩冷えるようになってきましたね。
いよいよ木曽には長い長い冬がやってきます。
薪ストーブユーザーの皆様、薪は準備出来ていますか?
薪ストーブ
木曽ツリーワークスでは10月頭位から薪ストーブの使用を開始しました(^^)
「早い!」と言われるかもしれませんが、
薪ストーブの揺らぐ炎を見るのが大好きなので!
また朝晩外気温が10度以下になるため、
一回焚くと家がとても暖かくなって幸せな気分になれるんですよ。

さて先日お客様とお話していた際、
薪についてご質問いただきました。
「自宅で使っていた乾燥1年物の薪だとストーブが熱くならない。
これは樹種に因るものなのか?」との事。
お客様の薪置場の環境や乾燥方法・時間を聞いていて、
一つの結論に辿り着きました・
単純に乾燥が足りていないんです!!

一般的な薪の発熱量(1kgあたり)
● 水分含有率 0% 約 4,800kcal
● 水分含有率 20%  約 3,800kcal
● 水分含有率 50%  約 2,300kcal

薪は周囲の空気の湿度の関係で含水率が0%になる事はあり得ませんが、
水分を多く含む薪を燃焼させた場合、
この水分を蒸発させるために多くのエネルギーを消費します。
このため乾燥の足りていない薪を燃焼させた場合、
燃えが悪いだけでなく、
一向に熱くならないのです。
またしっかり乾燥させていない薪を燃やすと、
ススが多く発生します。
煙道火災の危険もあるため、
煙突掃除の回数も増やさなくてはなりません。
まさに踏んだり蹴ったりですね(;_;)

今日は朝から薪の配達に行って来ました。
木曽ツリーワークスでは配達前に必ずランダムにサンプル薪を割って含水率を測ります。
薪:含水率9%
サンプル薪:雑ミックス(クルミ)の含水率は9.5%

薪:含水率12%
サンプル薪:雑ミックス(コナラ)の含水率は12.4%
今回配達する薪は2017年11月に割って乾燥させてもの。
十分乾燥しています。
軽トラ配達
軽トラの荷台は縦約2m、横1.4m、あおりの高さが0.3m。
あおりまで一杯にした状態で約0.84立米。
薪の配送は1立米なので、
配達の際は薪が落ちないレベルでこんもり積んで行きます。
隙間値を考えても
余裕で1立米ありますね(^^)

薪作り
今週は予定していた伐採が延期になったので、
溜まっていた薪作りに精を出しました。
木曽ツリーワークスはより乾燥した薪を今後も提供させていただきます!

長野県木曽郡木曽町 民宿奈良尾様 伐採
2019年10月27日
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今日は長野県木曽郡木曽町木曽駒高原の
民宿奈良尾様のご依頼で伐採に行って来ました。
施工前1
民宿の前の看板横のモミの木です。
このモミの木は剪定です。

施工前2
こちらは昨年の台風で中折れした白樺とその奥のイチイの木。
来年新たにシンボルツリーを植えるため、
両方根伐です。

施工中1
先にイチイの木を伐採して、
白樺を倒すためにアスファルトの上に敷いておきます。
胸高直径40cmオーバー。
なめてかかるとアスファルトを壊してしまいますからね(^^;)

施工中2
無事何も壊す事無く倒せました。

施工前3
続いて桜の剪定。
枝が混みすぎてしまっているので剪定して欲しいとの事。
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。
桜は枝を切るとそこから腐りやすくなるので切らないほうがよく、
梅は枝を切らないとむだな枝がついてしまうので切ったほうがよいとされる。
”桜切る馬鹿”にならないように
切った後はしっかりトップジン(防腐剤)を塗って処置します。
施工中3
かなりの数の枝をすかせていただいたので、
処置する数も多いです!

施工前1 施工後1
施工前2 施工後2
施工前3 施工後3
左が施工前、右が施工後。すっきりしました。

長野県木曽郡大桑村 伐採
2019年10月24日
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今日は長野県木曽郡大桑村へ伐採に行って来ました。
施工前
ご自宅裏のキハダ。
(キハダ:ミカン科キハダ属の落葉高木)
胸高直径42cm。
樹高約14m程度。
ものすごく大きい木ではないのですが、
周りに建物とNTT線があってなかなかやっかい。
特にNTT線の方は光ケーブル!
簡単に切れてしまうので要注意!!

本日も昇木にて頑張っていきましょう(^^)
施工中1
キハダはあまり木に粘りがなく、
細い枝などは手で簡単に折ることができます。
コナラなどの樹種のようには、
あまり枝先まではアクセスできません。
支点となる枝の選定もいつもより太い部分でないと、
落木するリスクが上がってしまいます。
このためリスクマネージメントにはいつも以上に気を使います。

施工中2
最後の枝になりました。
今回は全ての枝にロープをかけてから切断。
その後の枝下しだったので、相当時間がかかりました。

施工前 施工後
左が施工前、右が施工後。

最後に指定された場所まで50cmに玉切りした幹を運んで終了です。
原木
2.5立米といったところでしょうか。
一番太い部分で直径55cm。
これは薪の作りがいがありそうですね!

長野県木曽郡御嶽山 倒木処理
2019年10月21日
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昨日から長野県木曽郡の御岳山に倒木処理に行って来ました。
台風19号の影響で倒れてしまいました。
施工前
完全に倒れて7合と8合間の道を塞いでしまっています。
太い方は胸高直径約60cmのトウヒ。
(トウヒ:マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)

施工前2
こちらはかがり木になってしまっているトウヒ。
すぐに倒れる事は無いにしろ、
危険な状態には変わらないため、
今回一緒に処理します。

施工中1
まずは幹から枝を落として処理します。
見た目より枝が太く、多いため、
なかなか時間がかかります。

施工中2
幹の処理には今回エンジンウィンチを使用しました。
幹部分は来年以降の登山道整備で使いたいため、
長さ1000〜1200mmで玉切りして、
脇に置いておかなければなりません。
トウヒは比較的軽いですが、
それでも太い部分では余裕で100kg超えちゃいますからね(^^;)

玉切り後
無事片付きました。
見た目よりはるかに重くて大変でした。
エンジンウィンチ様様ですね!

施工前1 施工後1
施工前2 施工後2
左が施工前、右が施工後。

施工前3
同じくかがり木になっているトウヒ。
胸高直径約60cm。
白樺とトウヒにかかっているため、
どのようなテンションがかかっているか分からないため、
今回の現場で一番手間がかかる倒木処理になります。

施工中3
こちらは木に登っての処理になります。
かがり木がいつ倒れるか分からない為、
ライフラインは切る場所より高くセットします。
慎重に枝を切りながら、
徐々に処理を進めます。
すでに頂上は規制されていますが、
思ったより登山されるお客様が多いので、
しっかりスポッターと連携を取りながら、
枝を切り落とします。

施工中4
こちらの幹もエンジンウィンチを使って引っ張りあげます。
足場が悪く、
急斜面になるので、
下界での作業の数倍手間がかかります!

施工前3 施工後3
左が施工前、右が施工後。

玉切り後2
来年以降の道直しに使える材がたっぷりできました。

それにしても今回の現場はさまざまな道具が必要だったため、
荷揚げに一苦労。
荷揚げ
左の彼が約25kgの荷物。
右の私が約60kgの荷物でした。
荷物運びが一番大変だったかもしれませんね(^^;)

木曽ツリーワークス看板
2019年10月16日
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今日以前からお付き合いのあるビーデザインさんが作成してくれた
看板の納品日でした。
施工前
事務所のコンクリート門柱への施工です。
コンクリート壁へビス穴をもんで
看板を設置。
あっという間の施工でした。
施工後
メインの看板のテーマはシンプル!
看板1
何パターンかのデザインを提案していただき、
そのうちの2つを採用しました。
2つめは第一薪置場の看板です。
看板2
私がイメージしていた以上に良い看板に仕上がりました。
施工前 施工後
左が施工前、右が施工後。
ビーデザインさんは木曽を代表するアーティスト。
木曽ツリーワークスのロゴもデザインしていただいたり、
様々な場面でお世話になりっぱなしです!
それにしてもさすがですね!!

長野県木曽郡木曽町 伐採
2019年10月14日
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今日は長野県木曽郡木曽町で伐採してきました。
施工前
ご自宅の前の木曽五木をはじめ、
松、イチイ、カエデなどの庭木の伐採です。
今日は家の前の道に面した庭木を
樹形の良いコウヤマキ1本残して、
全て根伐です。

施工中1
まずはイチイなどの低い樹木を全て根伐します。
施主さんがご自身で切られてそのまま置いてあった伐採木も
一緒に指定された場所へ搬出します。
これがなかなかの大仕事!

施工中2
高所作業車を借りてやれば施工はだいぶ楽なのですが、
車通りの多い道に駐車しての施工となるため、
昇木しての施工です。
通信線・電力線があるため、
またすぐ横を車が通っているため、
周囲に十分注意して作業します。

施工中3
お庭の石垣等を壊さないよう、
必要な高さまで玉切りします。
太い幹部分は3m程度で玉切りして、
木曽町の木工作家さんに何か作っていただくそうです。
こういうの良いですね(^^)

見学会
本日の伐採にはなんと見学者がいました。
施主さんが伐採を見学しようというイベントを企画してくれたのです。
男性陣はツリークライミングの道具に興味津々でした(笑)

施工前 施工後
左が施工前、右が施工後。
今日は朝からぐずついた天気で大変でしたが、
なんとか3人で1日で終わらせることが出来ました。

長野県木曽郡木曽町開田高原 伐採
2019年10月6日
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今日は長野県木曽郡木曽町開田高原へ伐採に行って来ました。
施工前
コナラ、シラカバ、桜、赤松、カラ松・・とバリエーションに溢れる林です。
基本的に指定されたエリアを全て根伐。
ほとんどの木が20mオーバー。
近くに電線があるため、
そちらだけには絶対に倒さないよう、
チルホールを使用しての施工です。

施工中
まずは小さめの木を全て切り倒し、
それから樹高が25m前後の物に取り掛かります。
ざっと数えて30本くらいありますね。

施工中2
重機を使って全て集材します。
これが一番手間がかかります。

施工前 施工後
左が施工前、右が施工後。
追加分も含めて相当な数切らせていただきました。
薪原木
この量で集材した一部です。
おおよそ30立米!
伐り倒したほとんどの木をいただけることになったので、
来週にでもダンプで持ちかえって、
時間がある時に薪にしたいと思います(^^)

長野県木曽郡大桑村 伐採
2019年10月2日
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今日は長野県木曽郡大桑村へ伐採に行って来ました。
天気予報がコロコロ変わり、
毎日ハラハラしながらの施工です。
施工前
畑とハウスに囲まれた桜とハタンキョウです。
桜は胸高直径33cm。
樹高約6m。
ハタンキョウはすももの一種でバラ科の果樹。
胸高直径23cm。
樹高5m。
両方小ぶりですが、
周囲にハウスや果樹が沢山植えられていて、
なかなか施工は難しい!

他の果樹やハウスを傷付けないよう
昇木して枝を落とさないよう施工します。
施工中
二か所で体を支えてポジションを安定させて作業します。
本当にツリークライミングの道具は便利で安全です。

伐採木運搬
今回の伐採した枝木は全て持ち帰り。
軽トラにて近くの処理場まで運搬します。
結局この日は追加の伐採も含めて
軽トラ3車分運びました。

施工前 施工後
左が施工前、右が施工後。
予定時間よりかなり早く終わらせることができました。

夕方新規で2件の見積りに行って来ました。
2つめの現場でかなりジャングルになった竹藪を歩いたのですが、
気付けば体中に発疹が!!
どうやら毛虫にやられたようです(;_;)
皆さんも草むらに入る際はお気をつけ下さい!
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